第31回日本循環薬理学会学術集会
当番幹事(代表)中田 徹男
(京都薬科大学病態薬科学系 臨床薬理学分野 教授)
時下、ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。
この度、第 31 回日本循環薬理学会学術集会を、2021 年 12 月3 日(金)に京都駅・ホテルグランヴィア京都で開催させていただくこととなりました。
日本循環薬理学会は 1991 年に日本循環薬理研究会として発足し、1998 年に学会へと発展しております。その名の通り、循環薬理学を志す、様々なバックグラウンドを持つ研究者 たちが、最新の情報を交換し、討論を行うことによって、循環薬理学研究の発展に資することを目的としております。このような伝統ある学会のお世話をさせていただくことを大変光栄に思っております。
第 31 回日本循環薬理学会学術集会では、教育・研究のみならず社会全体に未曽有の影響を及ぼす新型COVID-19禍の中で、新しい循環薬理学研究の在り方を見つめ直す意味合いも考え、本学会の聖地でもあります京都に於いて「共存時代における循環薬理学研究」というテーマを掲げました。特別講演は、京都府立医科大学大学院医学研究科 循環器内科学・腎臓内科学教授 的場 聖明先生に、「心臓の長期機能維持を目指す “ミトコンドリアのエネルギー代謝とクオリティーコントロール”」というタイトルで、マイトラルクリップ等のカテーテルを駆使した心血管疾患診療も含めてお話を頂くことになっております。またシンポジウムとして「心不全パンデミックを見据えた循環薬理学研究」をテーマに様々なご専門の先生方に最新の情報を提供していただく予定にしております。また、ランチョンセミナーでは京都らしくほっこりしていただきたく、元京都薬科大学学長の西野武志先生に、「神社の歴史と仕組みについて」お話を頂く予定です。例年通り、一般演題を 50 題、若手研究者の育成を図るYoung Investigator Award (YIA)を募る演題を予定しております。
コロナ禍のニューノーマルが叫ばれる中ではございますが、ここ京都で楽しく、有意義な学会となりますよう事務局一同精一杯努力して参りますので、何卒多くの皆様のご参加をお待ちしております。